関節リウマチの自覚症状

関節リウマチとはからだに多くある関節に炎症が起こって、関節がはれて痛む病気のことをいいます。現代では30歳以上の人口の約1%の人が関節リウマチにかかっているといいます。関節リウマチは長期間にわたって進行していくと関節が変形してしまったり機能障害が起こるとされています。関節リウマチの症状を知って早期に治療していくことが大切です。では関節リウマチの自覚症状とはどのようなところから起こってくるのでしょうか?症状の出やすい部位は手の指などでは、第二関節と第三関節から腫れてくるのがこの病気の特徴です。また物を握る、絞るという動作がしづらくなったり、物を落としやすくなったりするようです。足では、左右の足の裏や、指の付け根の関節に症状が出やすいようです。また膝などにも腫れや痛みが見られます。朝の起床時に立ち上がると、でこぼこ道を歩くような違和感を足の裏に感じたり、指の付け根の関節が腫れて今まで履いていた靴が履けなったり、足を伸ばしづらくなったりという症状がみられます。また、正座ができなくなったり、長時間座っていると、足がこわばってすぐに立てない、ということもあるようです。日本人では膝から病気が始まる割合が多いとも言われています。また、関節の痛みの症状が出る以前に、微熱が続くいたり、食欲が出ない、からだがだるい、疲れやすくなった、顔色が悪い、などの全身にわたる漠然とした自覚症状は殆どの患者さんにありますが、後から思い当たる、という程度の軽いものが多いようです。このような前ぶれの症状が続くうちに、気付けば関節のこわばりを感じるようになり、徐々に関節リウマチがその姿をあらわしてくるのです。そして関節痛は、よくなったり、悪くなったりをくり返しながら慢性の関節リウマチの経過をたどっていくのです。

関節リウマチと妊娠・出産

関節リウマチの患者さんのうち、およそ80%が女性であるといわれています。なぜ女性に多く発病するのか?実は関節リウマチに限らず、膠原病の代表格である「全身性エリテマトーデス」などを含む自己免疫疾患の多くは、男性よりも女性に多くみられることが分かっています。自己免疫疾患は女性ホルモンや妊娠、出産の影響があるといわれています。女性ホルモンには、プロラクチンやエストロゲンなど自己の免疫反応を高める働きをするものがあり、妊娠や出産をスムーズにするために、男性より免疫機構が複雑になっています。例えば妊娠中は、胎児を異物と見なさないようにするために、ステロイドホルモンの産生が増えて免疫の働きが抑制されます。妊娠期間中に関節リウマチの症状が軽くなり、出産後に症状が悪化する事例がよくあるのは、このためです。また、出産後に免疫の抑制が解除され、一時的に免疫の働きが高まり、その際に自己免疫疾患が起こりやすいと言われています。このように、女性ホルモンの性質や、複雑に免疫機構が働く中で、自己免疫疾患が入り込むすきも多くなってしまうのかもしれません。年代でいうと、高齢者というより30代〜40代の中年女性の発病が多く見られるいう統計データもあるようです。

関節リウマチ 温泉治療

関節リウマチ性疾患には炎症性のものと非炎症性のものがありますが、その原因についてはまだまだ不明のものが多いようです。関節リウマチ性疾患の温泉治療の効果とはいかがなものなのでしょうか?温泉の効能としては様々な症状が書かれているのを目にしますが、温熱作用により、鎮痛効果が期待できたり、水中での浮力の働きによって下肢にかかる体重が減少して下肢の関節への負担と痛みが軽減される、水の抵抗を利用した筋力増強するや泉質により血管が拡張され、血流改善や代謝改善が期待でき、これにより痛みの軽減につながる、温度、圧力、浸透圧、成分などの総合的な刺激により、自律神経の調整が行なわれるなどありますね。関節リウマチの中でも炎症性のもので腫れや熱、強い痛みのある場合は温泉は控えた方がいいようですが、非炎症性のものであれば効果の出る人もいらっしやるようです。但し、効果をあげる為には患者さんの体調や適応、温泉の泉質、温度、入浴時間など様々な条件が必要になりますので主治医に相談されることをお勧めします。このような温泉療法は関節リウマチ患者のリハビリテーションの一つとしても行われているようです。これは薬剤療法や手術療法などと同じように、関節リウマチ自体を治せるというわけではなくあくまでも対処療法の一つといえます。関節リウマチの治療は、土台となる基礎的な治療と、薬物療法、手術療法、リハビリテーションがバランスよく行われることが大切といえます。

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